子どもの日・花の日

牧師のささやき

▼子どもの日(花の日)とは・・

毎年、6月の第2日曜日に行われる教会行事です
(2025年度、新津田沼教会では一週繰り下げて6月15日に行います)
この日は、子どもたちのすこやかな成長を祈り、大人と一緒に礼拝を守り、
みんなで神の愛に感謝する日です

また当日、持ち寄ったお花で教会を飾り、
礼拝後に病院や施設などに届ける(慰問)こともあります

〜さらにくわしく〜

子どもの日の由来は、1856年までさかのぼります
アメリカのマサチューセッツ州チェルシーにあった教会の牧師
チャールズ・H・レナード (Rev. Charles H. Leonard) の提言によって始まったとされています

レナード牧師は6月のある日曜日を定めて、子ども中心の礼拝を行ったそうです
以後、19世紀後半にはアメリカ合衆国ではさまざまな教会で「子ども」を中心とする礼拝が行われるようになり、
やがてアメリカのメソジスト教会が6月第2日曜日を「子どもの日」として教会行事に加えることを決めました

この時期は夏の花が咲き始める時でもあり、信者たちは花を持ち寄って教会堂を飾り、
礼拝後に子どもたちが病院、警察(消防)署、各種施設などを訪問するようになりました
これは子どもに奉仕と感謝を学ばせる機会としての意義づけ(教育的側面)があったようです

日本では明治時代中期から始まり、教会ばかりではなく、
日本の多くのキリスト教主義学校(ミッションスクール)で
「花の日礼拝」「花の日訪問」が行われるようになりました

経緯から見れば「子どもの日」が趣旨なのですが、お花を持って慰問することの方が具体的で理解しやすいため、
やがて「子どもの日(花の日)」と結び合わされて呼ばれるようになったのでしょう

いずれにせよ、子どもたちが神と人とに愛され、また神と人とを愛する人となるように、
すこやかな成長を願ってやみません